中国から輸入して、国内のAmazonで販売する。
これは、今副業の中で最も注目されているものの1つでしょう。
特に人気の理由は、Amazonの集客力に加えて、Amazonが商品管理や発送を行なってくれる
「FBA」があるからでしょう。
しかし、FBAは利用するのに配送料や手数料がかかります。
今回は、「FBAを利用するか自己発送をするか」この2つの発送方法について見ていきましょう。
FBAとは
最初に簡単にFBAについて触れておきましょう。
FBAは、Amazonが管理する倉庫に、自分の商品を預け、Amazonで商品が売れると、Amazonがピッキングや梱包、発送をしてくれるサービスです。
販売者がやるべき作業は、商品を仕入れてAmazon倉庫にまとめて送るだけ。
その後は、Amazonの管理画面で売れ行きを確認し、必要があれば在庫補充する。
たったそれだけになります。
物販ビジネスにおいて、発送業務などは時間がかかる上、誰がやっても売上は変わりません。
にも関わらず、負荷は大きく、個人のビジネスではここに人件費をかける事もできないでしょう。
FBAの利用料金
では、FBAではどのくらいの料金が必要になるのでしょうか。
FBAの料金は大きく分けて3種類あります。
1つ目は、保管料。
商品をAmazon倉庫に預けておくことで発生する料金です。
この料金は、ジャンルや季節にもよります。
例えば「服&ファッション小物、シューズ&バッグカテゴリーを除く」の場合。
1~9月の小型/標準サイズのものは
5.676円 x ([商品サイズ(cm3)] / (10cm x 10cm x 10cm) x [保管日数] / [当月の日数]
となります。
そのため、10cm四方の商品なら、1ヶ月保管するのに約6円の保管料がかかる計算になります。
これが、10~12月の場合には「5.676円」の部分が「10.087円」になります。
保管料は、サイズが大きければ大きいほど高くなるのです。
2つ目は、配送料。
配送料は一般的な配送料金と同様に、「最大寸法」「重量」によって決められます。
小さい商品では220円、大型の商品であれば最大5625円の配送料がかかります。
ただ、これは自社発送でもかかる費用ですし、一般的な配送と比較しても特別高いわけではありません。
3つ目は、販売手数料です。
こちらは、自社発送でもかかる費用で、カテゴリごとに発生します。
本や音楽関連、DVDやビデオは15%。
カメラやパソコン周辺機器は8%など、カテゴリによってかなり差があります。
中国輸入で多いファッション系の場合には、
· 1商品あたりの売上合計が3,000円以下の部分については、商品代金の12%
· 1商品あたりの売上合計が3,000円を超える部分については商品代金の8%
という手数料が決められています。
結局自社発送とFBAのどっちが良い?
FBAは便利なサービスで、自分のピッキングや発送の手間が無いことや、自宅で商品を保管しなくて良い点など、多くのメリットがあります。
一方で、前述したように保管料や配送料がかかるので、場合によっては自社発送の方が金額的に安い可能性もあります。
では、最終的に自社発送とFBAのどちらを利用する方が良いのでしょうか。
基本的にはFBAの方が得
基本的に、自社発送とFBAではFBAの方がメリットが大きいです。
最も大きな理由は
「カート位置に出てくる」
ということ。
Amazonでは、店舗ごとに商品ページが異なるわけではなく、全ての店舗が同じ商品ページで販売をしています。
そのため、同じ商品を出していても、
・商品ページから直接商品をカートに入れられる店舗
・商品ページから「新品&中古(5)件の出品」という部分のリンクから探さなければ行けない店舗
の2種類に分かれます。
前者を、一般的に「カートに表示される」と表現し、購入される確率が大きく変わります。
このカートに表示されることの1つの条件がFBAを利用していることなのです。
この点だけでも、FBAを利用するメリットの方が大きいと言えそうです。
自社発送の方が良い場合
一方で、FBA利用ではなく、自社発送のほうが良いケースがあります。
それは、
- 高単価
- 高利益
- 場所を取らない小さい商品
- 売れるまでに時間がかかる
- 他のモールでも販売している
この条件を複数満たすような商品です。
例えば、
「高単価で場所を取らない小さい商品」
の場合には、配送料が日本郵便のゆうメールで、180円になります。
小さい場合には、Amazonの配送料よりも安い可能性があり、配送料分の利益を得られます。
ただし、発送の手間が大きくならないように、高単価や高利益の商品であることが必須と言えるでしょう。
他にも、楽天市場など他のモールでも同時販売するような場合には、在庫管理や発送管理を含めて自社発送の方が得な場合があります。
今回は、FBAと自社発送の違いや手数料を見てきました。
一般的にAmazonでの販売には、FBAを利用する方が圧倒的に得ですが、販売する商品や状況によって変わることもあります。
中国輸入・Amazon販売は、商品仕入れが最も重要です。
是非、安全な中国発送代行業者であるCATtransをご活用ください。